Posts Tagged 防災

倒壊で閉じ込められた時の防災マニュアル

Posted by on 木曜日, 2 2月, 2006

 家屋が倒壊して閉じ込められた場合は人を呼ぶ以外助かる方法はありません。周囲の助けを呼ぶには、自分の存在を示す必要があります。ここで注意することはただやみくもに叫び続けて体力を消耗しないことです。防災用に笛を用意していればいいのですが、笛がない場合は何かを叩いて大きな音を出すなどの工夫が必要です。

自宅から出火したときの防災マニュアル

Posted by on 水曜日, 1 2月, 2006

 自宅から出火したとき、家族や近所の人に知らせましょう。次に消防署への通報依頼、初期消火の応援要請、避難通知など複数の人に知らせます。
 出火を知らせたら、家族や周りの人と協力しながら、初期消火に全力を尽くします。初期消火のポイントはまず火元の確認をします。次に避難路の確保した上で消火器やバケツで消化を始めます。
 ただし、家庭用の消火器やバケツで消化できる限度は天井に火が燃え移るまでです。火が天井に燃え移ってしまったら危険なため消化をあきらめて、避難することを考えましょう。

近年の地震 災害についてのまとめ

Posted by on 火曜日, 24 1月, 2006

 気象庁などの統計によると、1994年から2002年までの間に世界中で発生したマグニチュード6以上の地震は約780回に上ります。この中の2割に当たる160回以上が日本の周辺で発生していることをご存知だろうか?日本は統計的にも超地震大国なのです。国土の面積を考えると驚異的な割合で地震が発生しているわけです。記憶に新しい大地震を上げれば、福岡西方沖地震(2005年)、新潟県中越地震(2004年)、十勝沖地震(2003年)、そして戦後最大の被害が発生した阪神・淡路大震災(1995年)と近年日本列島のいたるところで大地震に見舞われています。
 阪神・淡路大震災で露呈したように地震なんて起こるわけがないと思われていた地域に不意打ちのように牙をむく自然災害なので、日本に住んでいる限り地震と無縁ではいられないし、対岸の火事というわけにもいきません。
 

地震に被災したときの心構え

Posted by on 月曜日, 23 1月, 2006

 大地震に被災したときに、どのように対処、行動すれば生き残る確率が高くなるのか分かっているだろうか?よく学校では揺れを感じたらとっさに机の下にもぐれという教育を受けた人が大半ではないでしょうか?
 ところが気象庁作成の「気象庁震度階級関連解説表」では震度7レベルでは「揺れにほんろうされ、自分の意思では行動できない」となっています。つまり震度7クラス以上の地震に被災した場合、机の下にもぐるということ自体ができなくなってしまう可能性が高いといえます。
 実際、地震の擬似体験をしたことのある人はご存知かもしれませんが、震度7を超えるような地震だと揺れているというレベルの話ではなく、大人が何かに捕まっていることさえ困難な状況に陥ります。

大震災に学ぶ地震発生時防災マニュアル

Posted by on 日曜日, 22 1月, 2006

 過去に発生した甚大な被害を出した地震について、犠牲者の死因の圧倒的多数を占める死因をしっていますか?答えは「建物の倒壊による圧死」が8割以上と大部分を占めています。
 つまり、机の下に急いでもぐるよりも、一刻も早く建物の外へ避難することの重要性が理解できるとおもいます。
 自分や愛する家族の命を守ることをかんがえると、過去に習った習慣を拭い去り、過去に起こった大地震から得ることのできる正しい知識を素直に受け取り、とっさの行動が自然にできるようになるための行動マニュアルを自分でつくることが重要になります。

震度とは

Posted by on 金曜日, 20 1月, 2006

震度とは、地震動の強さの程度を表すもので震度計を用いて観測する指標です。
気象庁が発表するその周辺で実際にどのような現象や被害が発生するかを示すものです。
震度0
人間の感じ方:人は揺れを感じない。
震度1
人間の感じ方:屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。
震度2
人間の感じ方:屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。眠っている人の一部が、目を覚ます。
屋内の状況 :電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。
震度3
人間の感じ方:屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。
屋内の状況 :棚にある食器類が、音を立てることがある。 電線が少し揺れる。
震度4
人間の感じ方:かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。
屋内の状況:つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。
屋外の状況:電線が大きく揺れる。歩いている人も揺れを感じる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。
震度5弱
人間の感じ方:多くの人が、身の安全を図ろうとする。一部の人は、行動に支障を感じる。
屋内の状況:つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。
屋外の状況:窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。補強されていないブロック塀が崩れることがある。道路に被害が生じることがある。
木造建物の状況:耐震性の低い住宅では、壁や柱が破損するものがある。
鉄筋コンクリート造建物の状況:耐震性の低い建物では、壁などに亀裂が生じるものがある。
ライフラインの状況:安全装置が作動し、ガスが遮断される家庭がある。まれに水道管の被害が発生し、断水することがある。停電する家庭もある。
地盤・斜面の状況:軟弱な地盤で、亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
震度5強
人間の感じ方:非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。
屋内の状況:棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。テレビが台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れることがある。変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸が外れる。
屋外の状況:補強されていないブロック塀の多くが崩れる。据え付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。多くの墓石が倒れる。自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。
木造建物の状況:耐震性の低い住宅では、壁や柱がかなり破損したり、傾くものがある。
鉄筋コンクリート造建物の状況:耐震性の低い建物では、壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。耐震性の高い建物でも、壁などに亀裂が生じるものがある。 家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生することがある。
ライフラインの状況:家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生することがある。 一部の地域でガス、水道の供給が停止することがある。
地盤・斜面の状況:軟弱な地盤で、亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
震度6弱
人間の感じ方:立っていることが困難になる。
屋内の状況:固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。 開かなくなるドアが多い。
屋外の状況:かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
木造建物の状況:耐震性の低い住宅では、倒壊するものがある。耐震性の高い住宅でも、壁や柱が破損するものがある。
鉄筋コンクリート造建物の状況:耐震性の低い建物では、壁や柱が破壊するものがある。耐震性の高い建物でも壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。
ライフラインの状況:家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生する。一部の地域でガス、水道の供給が停止し、停電することもある。
地盤・斜面の状況:地割れや山崩れなどが発生することがある。
震度6強
人間の感じ方:立っていることができず、はわないと動くことができない。
屋内の状況:固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。戸が外れて飛ぶことがある。
屋外の状況:多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
木造建物の状況:耐震性の低い住宅では、倒壊するものが多い。耐震性の高い住宅でも、壁や柱がかなり破損するものがある。
鉄筋コンクリート造建物の状況:耐震性の低い建物では、倒壊するものがある。耐震性の高い建物でも、壁、柱が破壊するものがかなりある。
ライフラインの状況:ガスを地域に送るための導管、水道の配水施設に被害が発生することがある。一部の地域で停電する。広い地域でガス、水道の供給が停止することがある。
地盤・斜面の状況:地割れや山崩れなどが発生することがある。
震度7
人間の感じ方:揺れにほんろうされ、自分の意志で行動できない。
屋内の状況:ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶものもある。
屋外の状況:ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されているブロック塀も破損するものがある。
木造建物の状況:耐震性の高い住宅でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。
鉄筋コンクリート造建物の状況:耐震性の高い建物でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。
ライフラインの状況:広い地域で電気、ガス、水道の供給が停止する。
地盤・斜面の状況:大きな地割れ、地すべりや山崩れが発生し、地形が変わることもある。
気象庁震度階級関連諸表より

阪神・淡路大震災の被害

Posted by on 日曜日, 14 5月, 2000

死者 : 6,434名
行方不明者 : 3名
負傷者 : 43,792名
避難人数 : 30万名以上
住家被害
全壊104,906棟
半壊144,274棟
全半壊合計約25万棟(約46万世帯)
一部損壊263,702棟
火災被害
住家全焼6,148棟
全焼損(非住家・住家共)合計7,483棟
罹災世帯9,017世帯
その他被害
道路10,069箇所
橋梁320箇所
河川430箇所
崖崩れ378箇所
被害総額 : 10兆円規模

地震被害の歴史

Posted by on 日曜日, 14 5月, 2000

明治5 (1872)年 3月14日
M7.1 浜田地震 555人死亡
明治24(1891)年10月28日
M8.0 濃尾地震 7,273人死亡
明治27(1894)年10月22日
M7.0 庄内地震 726人死亡
明治29(1896)年 6月15日
M8.5 明治三陸地震 約22,000人死亡 津波有
明治29(1896)年 8月31日
M7.2 陸羽地震 209人死亡
大正12(1923)年9月1日
M7.9 関東地震(関東大震災)
99,331人死亡 行方不明者43,476人 津波有
大正14(1925)年5月23日
M6.8 北但馬地震 428人死亡
昭和2 (1927)年3月7日
M7.3 北丹後地震 2,925人死亡 津波有
昭和5 (1930)年11月26日
M7.3 北伊豆地震 272人死亡
昭和8 (1933)年3月3日
M8.1 昭和三陸地震 1,522人死亡 行方不明者1,542人 津波有
昭和18(1943)年9月10日
M7.2 鳥取地震 1,083人死亡
昭和19(1944)年12月7日
M7.9 東南海地震 998人死亡 津波有
昭和20(1945)年1月13日
M6.8 三河地震 1,961人死亡 津波有
昭和21(1946)年12月21日
M8.0 南海道地震 1,330人死亡 行方不明者113人 津波有
昭和23(1948)年6月28日
M7.1 福井地震 3,769人死亡
昭和35(1960)年5月23日
M9.5 チリ地震津波 122 行方不明者20人 津波有
昭和58(1983)年5月26日
M7.7 日本海中部地震 104人死亡 津波有
平成5 (1993)年7月12日
M7.8 北海道南西沖地震 201人死亡 29人 津波有
平成7 (1995)年1月17日
M7.3 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)
6,434人死亡 行方不明者3人 津波有

(財)日本建築防災協会/耐震改修支援センター

Posted by on 日曜日, 14 5月, 2000

建築に関する災害の発生を未然に防止するとともに、万一災害が発生した場合においても、人命の安全および財産の保全を確保するため、建築の防災並びに維持管理に関する制度・技術の調査研究および普及活動を行い、国民生活の安定に寄与ための機関
(財)日本建築防災協会/耐震改修支援センター